TOEICの勉強をしようと思っても、教材は何を使って、どういう順番で勉強すれば良いのか分からないって事があると思うので、私の「TOEICのおすすめの教材でのおすすめの勉強パターン」を記載します。
おすすめのTOEIC勉強パターン
おすすめのTOEIC勉強パターン
step
1最新のTOEIC公式問題集を1冊用意して解答の方に目を通していく
・構造をとれない英文が一つの問題文の中に3つ出てくる事がある
・TOEICの勉強始めたばかりの方
・TOEICスコア300~500点代の方
→Step2へ
・構造をとれない英文が出てこない問題文が70%程度
・ある程度英語の勉強をしてきた方
・TOEICスコア600点代以降の方
→Step3へ
step
2Listeningの基礎知識、英文の構造・文法を勉強し、出てくる英単語を暗記する
本で勉強したい人
- Listeningの基礎知識:英語耳
- 英文の構造・文法:ビジュアル英文解釈上下
- TOEICテスト公式問題で学ぶボキャブラリー
step
3TOEIC公式問題集を合計5冊購入し分からない英単語をずっと繰り返す。他の教材は使わない。
TOEICの勉強におすすめな参考書
TOEICの勉強におすすめな参考書はこれらです。
- 英語耳
- ビジュアル英文解釈上下
- TOEICテスト公式問題で学ぶボキャブラリー
- (Next Stage英文法・語法問題)
- (ポレポレ英文読解プロセス50)
英語耳
英語耳はListeningの基礎知識が学べる参考書系の書籍です。
無声音・有声音とか。
おそらく中学生などの英語でこういった事は習ったんだと思いますが、私は、TOEICの勉強をし始める時点(おそらく600~650程度のスコア)でも知りませんでした。「マジで?発見!」って感じでした。
これは、何回も繰り返すというよりも、リスニングのルール再確認のためって内容です。
本の厚み
本の厚みは薄いです。
おすすめの対象者
こんな方におすすめ
- Listeningの基本的な事を知りたいって人
- TOEIC初心者の方
ビジュアル英文解釈上下
ビジュアル英文解釈は、英語の文法・構造が分かる様になる参考書です。
私は大学受験の時に使用したのですが、これのおかげで英文の構造がとれる様になりました。
めっちゃ良かった参考書なので、めちゃくちゃ繰り返しました。
文法が分かると、スラッシュで英文を切れる様になり、というか塊が判断できる様になるので、単語の意味合いが分からなくても、長文の読みを進めていけます。
品詞の予測がつくって事なので、無視しても良い塊なのか(ただの修飾の塊なのか等)の判断もつき、おおまかな意味合いが大体分かる状態で問題文を読み進めていける様になります。
更にTOEICは選択肢の作り的に細かい部分の差で、正誤判定するって事はマレなので、おおまかに分かれば得点しやすくもなってます。
上・下巻に分かれています。2冊。
本の厚み
本の厚みは並~ちょい厚って感じです。
ただ、日本語で読み進めていくってタイプの学習なので、そこまでキツさは出ないと思います。
使われている英単語も易な物が大半です。
おすすめの対象者
こんな方におすすめ
- 英文の構造がとれる様になりたい人
- TOEIC公式問題集をやっていて構造がとれない英文が、一つの問題文の中に3つでて来る事がある人
- TOEIC300~600点くらいの方
TOEICテスト公式問題で学ぶボキャブラリー
TOEICテスト公式問題で学ぶボキャブラリーは、本番のTOEICテストを作成している所が作っている、主にTOEICレベルの英単語の暗記ができる様になっている教材です。
TOEIC公式問題集の解説の方にある、「脚注に載っていないレベルの英単語も含めたTOEICレベルの英単語の暗記のための本」、って感じです。
TOEIC始めたばかりの方で、後述するTOEIC公式問題集がレベルに合ってないって方(分からない単語が出てきた時に、解説の脚注を見ても載ってないって事が70%程度の方等)は、英単語の勉強はまずこの教材で勉強するのが王道かと思います。
本の厚み
本はブ厚いです。
一見するとヒヨリやすくなると思います。
が、最初の方で、とりあえずの「200単語」の部分があるのでまずそれを覚えていくのが良いと思います。(200単語部分だけならページ数は薄く済みます。)
で、それをある程度やって精神的に問題なくなったら、後の部分もやるってのが良いです。
Part毎(3、4、5、7)に分かれているので、まずリスニングパートの単語、その次にリーディングパートの単語等、自分の気力に合わせて、ページを薄くして進めていくのが良いかと思います。
おすすめの対象者
こんな方におすすめ
- TOEIC公式問題集のレベルが合ってないって感じてる人
- いわゆる「TOEICレベルの英単語」の前の段階も含めた状態で「TOEICレベルの英単語」を覚えたいって人
- TOEIC300~700点くらいの方
(Next Stage英文法・語法問題)
Next Stage英文法・語法問題は、文法問題に慣れる事ができる問題集です。
文法問題には、品詞での判断、時制での判断、熟語での判断、意味合いでの判断、等々がありますが、こういった事の慣れに使えます。
主にPart5対策、Part6の一部への対策、って感じの物です。
TOEIC用ではないので、基本的にはやる必要はないですが、文法問題がどうやったらできる様になるのか、って感じてる場合は、解き方に慣れる、って意味では良いかと思います。
私は、大学受験の時にこれやって、文法問題ってこうやって解くのか、結構シンプルな理由なんだね、って思った覚えがあります。
本の厚みはまぁまぁあります。
(ポレポレ英文読解プロセス50)
ポレポレ英文読解プロセス50は、英語の長文がある教材です。
これもTOEIC用の参考書・問題集ではないので、基本的にはやる必要はないですが、長文が苦手って方は、この本の読みやすい長文だけ、繰り返すってのが良いと思います。長文への慣れのためです。
主に問題集の英文に飽きた&Part6や、Part7のラストの方対策をしたい方のみって感じです。
これも、私が大学受験の際にやってた本です。
この本は良い感じに英単語・構文が散りばめられているので、読み進めていくと効率的に、複雑系の構文に触れる事ができます。
ただ、解説が少なめなのと、難しめの長文もあるって部分があります。
TOEIC用としてはやる必要はないですが、長文への慣れのためにやるならば「この本の中で読みやすい英文に厳選して」取り組むのが良いかと思います。
本の厚みはかなり薄いです。
TOEICの勉強におすすめな教材
TOEICの勉強におすすめな教材はこれらです。
- スタディサプリENGLISHパーソナルコーチプラン
- スタディサプリ ENGLISH
スタディサプリENGLISHパーソナルコーチプラン
スタディサプリENGLISHパーソナルコーチプランは、リクルートが運営しているオンラインコーチがつくTOEIC対策のための学習教材です。
主な売りになってる所としては以下の様になってます。
- 現時点のTOEICスコアに応じたオリジナルプラン
- コーチからチャットで学習プランに沿った課題が毎週届く
- 日々の学習状況を毎日担当コーチにチャット報告しアドバイスがもらえる
- 定期的にコーチとスマホで電話することで、サポートしているのが「人」だと実感できる
- 初期の学習方針調整や中間地点の30分面談、週1回の10分面談で時間をかけての相談も可能
- 全ての機能が7日間無料で試す事が可能
- 満足できなかったときは返金対応も
- 続々とスコアアップ報告が届いている
デメリットとしては、費用はかかるって面があります。
人一人をつけてもらうってサービスなので。
おすすめの対象者
こんな方におすすめ
- 継続に不安がある方
- 初期の頃の強制感・スピード感が欲しいって人
- TOEIC目標点数までの期間の短さに重きを置いている方
スタディサプリ ENGLISH
スタディサプリ ENGLISHも、リクルートが運営しているTOEIC対策のための学習教材アプリです。
スタディサプリENGLISHパーソナルコーチプランの、パーソナルコーチがつかない版、って感じです。
主な売りになってる部分は以下です。
- スマホ・PCでTOEIC対策すべてを完結
- TOEIC(R)満点を取り続ける講師が丸暗記のない一生使える英語の「核」を伝授
- 人気の講師の5分解説動画を140本収録
- 本番に近い問題形式の「実戦問題集」。PART1~PART7全てに対応で毎月200問追加
- 中学レベルの学び直しからハイスコア対策まで対応
- 全ての機能が7日間無料でお試し可能
- TOEIC対策コースを申込むと日常英会話コースは無料で使い放題
- 満足できない場合は返金対応も
デメリットとしては、こっちも同様、ある程度の費用はかかるって面があります。
おすすめの対象者
こんな方におすすめ
- 継続に不安がある方(費用がかかってれば元取るって事でちゃんと勉強しやすい)
- 体系的に・段階的に学びたい人
- 最初からスキマ時間に勉強できる様にしておきたい方
TOEICの勉強におすすめな問題集はTOEIC公式問題集
TOEICの勉強におすすめな問題集は「TOEIC公式問題集」です。
TOEIC公式問題集最新刊から計5冊程度やるのが良いと思います。(本番のテスト10回分相当)
TOEIC公式問題集は、過去問ではないです。
が、TOEIC本番のテストを作成している所が作っています。
今までの参考書・教材は、むしろ、TOEIC公式問題集を学習するレベルになるための物、って感じです。
なので、できる様になったならTOEIC公式問題集の英単語をしつこく繰り返して覚えていきます。
おすすめの対象者
こんな方におすすめ
- TOEIC公式問題集の問題文に出てくる「分からない単語」は、解説の脚注に載っている事が70%程度という方
- 「構造がとれない英文(単語の意味は分からなくても構造はとれればOK)」が出てこない問題文が70%程度という方
- 1ヶ月しか勉強できる期間がないって方
ここまでの参考書・教材で出てきた分からない英単語は全て暗記
ここまでの参考書・教材で出てきた分からない英単語は全て暗記していきます。
暗記の仕方は色々ありますが、私のおすすめはTOEICの単語の覚え方で記載した英単語の暗記の仕方です。
以下の様にやります。
- 分からない単語が出てきたら蛍光ペンで単語に線を引く
- 訳がある部分のその単語の訳の箇所に蛍光ペンで線を引く
- その単語が書かれている英文が入る様にスマホで写真を撮る(写真1)
- その一文の訳の部分が入る様にスマホで写真を撮る(写真2)
- 再度その単語が書かれている英文が入る様にスマホで写真を撮る(写真3)※写真1と同じ箇所の写真です。
- 時間が取れた時、気が向いた時、スキマ時間、にスマホのアルバムで写真をみていったり、パソコンに取り込んでキーボードの矢印やスライドショーで写真をみて暗記していく
- 「ある程度覚えた」のフォルダ、「完全に覚えた」のフォルダを作り、たまに分類していく
- 「完全に覚えた」のフォルダに写真を移動できる様に繰り返し暗記していく
ココがポイント
写真3がないと、「覚えてる気」で暗記作業が進んじゃうので、かなり重要なポイントとして写真3があります。
参考書・問題集(公式問題集はVolume、Test、Listening、Reading)ごとにフォルダを作り後々でもどの部分か分かる様にしておくと、やる事細かくなり、細かく進み具合・達成度合いが分かるので良いかと思います。
やり方は色々あるので、自分のやりやすい方法で暗記していくのが良いと思います。
ただ、復習の際に「暗記しなきゃならない単語の残量」が分からないと、区切りがパッと分からないので復習する気も起きづらいですし、スコアの伸び悩みの時に他の教材・参考書に手出しやすくなっちゃいますので注意して下さい。
私がやってた英単語の暗記のやり方で言うと、「無印のフォルダ(覚えてない写真が入ってるそのままの大枠のフォルダ)」「ある程度覚えたフォルダ」に、残ってるファイルがあるなら、他のに手を出す必要がないって事がすぐ分かります。
まだ、覚えてない知識(一回や複数回は勉強したけどTOEICテスト本番で出たら、意味がとれない事が濃厚な知識)があるのがすぐ分かるので。
=今までの教材をやったけど身についてるわけじゃないのが分かる
=他のに手出しても結局ある地点で同じ事(同様の知識の未習得)の繰り返しになる
=必要ないって事が分かる
ここまでの教材の英単語を7割、8割、9割暗記で目標点数に届く
ここまでの教材の英単語を7割、8割、9割ってなる様に暗記していけば、TOEICで目標点数に届きます。(満点、900点代後半除く)
900点までは到達します。
上記は私が今までにやってきた中で必要だった英語の知識の流れなので。
目標点数が人によっては700点、800点、900点と違うと思いますが、基本的にTOEICは、リスニングも含めて、暗記した英単語の量が物を言います。言いますというか私の感想としては完全にそうでした。
で、最終的に目指す所は、「TOEIC公式問題集5冊分の英単語全部が頭に入ってる状態」、です。
TOEIC公式問題集5冊分の英単語が全部頭に入ってる状態(ソッコーで意味がとれる状態)、で、TOEICテスト本番を受けた場合に目標点数に届くかどうか、をイメージしてみて下さい。
ポイント
普通に届いてるイメージができると思います。(満点、900点代後半を除く)
私の英単語の暗記のやり方で言うと、「覚えてないフォルダ」「ある程度覚えたフォルダ」に残ってるファイルが0って状態が、「TOEIC公式問題集5冊分の英単語全部が頭に入ってる状態」です。
「全部」が、7割、8割、9割、なのかどうかの違いだけで、○割がどこまで必要かは、目標点数、どこまでのスコアがTOEIC試験を受けた目的のために必要か、で変わってきます。
8.5割~9割程度暗記してたならとりあず900点代は届きます。
別に誰もが8.5割~9割の暗記具合にする必要はないです。
目標点に届けば良いのですから。
報奨金が出るからそこまでいきたい、とかなら800点代とか900点代とか。
入試免除に使いたいなら700点付近とか。
昇進・昇格の必要条件だから700点代に持っていきたいとか。
就活・転職のサブとしてアピールしたいから700~900点代とか。
普通に○○点がなんとなくいきたいから目指してる、とか。
色々と人によってTOEICで目標点数を取りたい動機は違うと思いますが、とりあえず目標点数に到達するまで、「TOEIC公式問題集5冊分に出てくる英単語の暗記」をする必要があります。
で、スタート地点が今までの英語学習の経験によって違ってくるので、TOEIC初心者の方(というか英語学習初心者の方)はまず、英語耳でリスニングのルールを知ったり、ビジュアル英文解釈で英文の構造を知ったり(英文の構造を知ると暗記した英単語をスコアに繋げやすい&暗記自体しやすくなるため)、スタディサプリENGLISHで基本から学んだりってします。
TOEICの目標点数までにかける勉強期間を圧縮したいって方や、一人だと勉強の継続に不安があったり甘えが出ちゃうって感じの方は、スタディサプリENGLISHパーソナルコーチプランを使ったり。
並行して、TOEICテスト公式問題で学ぶボキャブラリーで、TOEICに必要だけど「TOEIC公式問題集の前の段階の英単語」や「TOEIC本番レベルの英単語※」も覚えていきます。
注意ポイント
で、TOEICレベルの英単語を増やすのとTOEIC本番でのやり口の模索のために、TOEIC公式問題集の繰り返しをやって目標点数に到達するまで、今までの英単語を繰り返して暗記していく事になります。
どの参考書・教材を使ったとしても、TOEICのスコアを上げるには、分からない単語の暗記作業は必要です。
単語の暗記なくしてスコアをあげれる系、は地道な作業がないので結構甘美なうたい文句ですが、基本的にその地道な作業をショートカットしてスコアをあげれる事はないので注意して下さい。
マジで面倒でも暗記作業から逃げない、どんだけたるくてもしつこく暗記作業に取り組む、って覚悟をしてからTOEIC受験を始めるのが良いかと思います。
じゃないと時間無駄になっちゃうので。
という事で、TOEICのおすすめの教材でのおすすめの勉強パターン、でした。